札幌で不登校の子どもに寄り添う学校|第一学院高等学校の特徴と入学方法

進路と将来設計

Last Updated on 2026年7月23日 by 教育コンシェルジュ

「子どもが学校に行けなくなった。でも、高校卒業の夢はあきらめさせたくない」——そんな思いを抱えるお母さんへ、この記事を届けたいと思います。

札幌にある第一学院高等学校 札幌キャンパスは、不登校経験のある生徒が多く通う通信制高校です。全国に多くのキャンパスを持つ第一学院高等学校の中でも、札幌校は北海道在住の子どもたちにとってアクセスしやすい選択肢として注目されています。

この記事では、第一学院高等学校 札幌の特徴・カリキュラム・費用・進路実績まで、教育アドバイザーの視点からわかりやすく解説します。

第一学院高等学校 札幌校とはどんな学校?

第一学院高等学校は、学校法人滋慶学園グループが運営する広域通信制高校です。全国に100以上のキャンパスを展開しており、札幌キャンパスは北海道内でも利便性の高い拠点として多くの生徒に選ばれています。通信制でありながら「毎週通えるサポート体制」が整っているのが最大の特徴です。

通信制高校としての基本的な仕組み

第一学院高等学校は通信制課程の高校です。全日制とは違い、毎日登校する義務はありません。自分のペースで学習を進められるため、不登校経験がある生徒でも無理なく高校生活をスタートできます。

学習の中心はレポート提出・スクーリング・テストの3本柱です。レポートはインターネット上で提出できるため、自宅学習が基本になります。スクーリング(登校日)については、コースによって週1回から週5回まで選べる設計になっており、自分の体調やペースに合わせた通学が可能です。

また、単位制を採用しているため、留年という概念がありません。万が一単位が取りきれなかった場合も、翌年度に持ち越して取得できます。これは、体調が安定しない時期のある不登校の子どもにとって、大きな安心材料になります。

札幌キャンパスの立地とアクセス

札幌キャンパスは札幌市内のアクセスしやすいエリアに位置しています。地下鉄やJRを利用して通いやすく、北海道内各地から通学する生徒も在籍しています。

建物は清潔感があり、学習スペースや相談室が充実しています。初めて見学に来た生徒が「思ったより明るい雰囲気で安心した」と言うことも多く、親御さんからも「圧迫感がなくてよかった」という声が届きます。

特に初登校のハードルを下げる工夫として、個別の見学・相談対応を随時受け付けています。「まず親だけで見に行きたい」という方の訪問も歓迎されているため、子どもと一緒でなくても気軽に足を運べます。

全日制・定時制との違いを整理する

通信制高校について「全日制よりレベルが低い」と思われることがありますが、それは誤解です。卒業すれば全日制・定時制と同じ「高等学校卒業資格」が取得できます。大学受験の資格も同様に得られます。

以下の表で3つの課程の違いを整理しました。

項目全日制定時制通信制(第一学院)
登校頻度週5日週4〜5日(夜間等)週1〜5日(コース選択)
卒業資格高校卒業高校卒業高校卒業
留年ありありなし(単位制)
大学受験可能可能可能
不登校への対応学校による学校による専門スタッフが常駐

※上記は一般的な比較です。詳細は各学校にご確認ください。

この表からもわかるように、通信制は「自分のペースで高校卒業を目指す」ための選択肢として、非常に合理的な制度設計になっています。

不登校の子どもが安心して通える理由

第一学院高等学校 札幌校が不登校経験のある生徒に支持される背景には、単に「登校しなくていい」という自由さだけではなく、一人ひとりの状況に寄り添った具体的なサポート体制があります。ここでは、その内容を詳しく見ていきます。

担任制による個別サポート

第一学院高等学校では、全生徒に担任の先生がつく「担任制」を採用しています。これは通信制高校としては珍しい仕組みで、生徒一人ひとりの状況を継続的に把握できる体制です。

担任は学習の進捗だけでなく、メンタル面の変化にも目を配り、定期的な面談を通じて生徒と関係を築いていきます。「先生の顔が見えるから安心できる」という生徒の声は多く、孤立感を感じやすい不登校経験者にとっての大きな支えになっています。

また、保護者向けの面談も定期的に設けられており、お母さんが一人で悩みを抱え込まなくて済む環境が整っています。子どもの状態を学校と共有しながら一緒に考えていけるのは、保護者にとっても心強いポイントです。

登校スタイルを自分で選べるコース設計

登校スタイルを自分で選べるコース設計

第一学院高等学校 札幌校では、生徒の状態に合わせて複数のコースから選択できます。代表的なものとして「ベーシックコース」「スタンダードコース」「アドバンスコース」などがあり、週の登校日数や学習サポートの密度が異なります。

  • ベーシックコース:週1〜2日程度の登校。自宅学習が中心で、体力的・精神的に無理のないペースを重視
  • スタンダードコース:週3日程度の登校。集団の中で少しずつ人との関わりを増やしたい生徒向け
  • アドバンスコース:週5日登校。進学や資格取得など、目標が明確な生徒に対応

上記のコースはあくまで一例です。入学後に体調の変化や目標の変化に応じてコースを変更できる柔軟さも、第一学院高等学校の特徴の一つです。「最初は週1回から始めて、今は週3回通えるようになった」という生徒も少なくありません。

専門スタッフによるカウンセリング体制

札幌校には学習相談員やカウンセラーが常駐しており、学習面だけでなくメンタル面のサポートも受けられます。不登校の背景にはいじめ・対人不安・発達特性など様々な要因があるため、専門的な知識を持つスタッフが対応することが重要です。

また、必要に応じて外部の医療機関や支援機関と連携する体制も整っています。学校だけで抱え込まず、地域のネットワークを活かした包括的な支援が受けられます。

保護者向けの相談窓口も設けられており、「子どもをどう見守ればいいかわからない」「家での過ごし方が心配」といった親としての悩みにも丁寧に向き合ってもらえます。

第一学院高等学校 札幌校のカリキュラムと学習サポート

通信制高校と聞くと「学力面が心配」と感じるお母さんもいるかもしれません。しかし第一学院高等学校では、高校卒業資格の取得はもちろん、進学・就職を見据えた実践的なカリキュラムも充実しています。ここでは学習内容の詳細を確認しましょう。

基礎学力を着実につける授業スタイル

第一学院高等学校の授業は、わかりやすさ・丁寧さを重視した設計になっています。学校を長く離れていた生徒でも「中学校の内容から丁寧にフォローしてもらえた」という声があるように、個々の学力レベルに応じた対応が行われています。

特に国語・数学・英語といった主要5教科については、映像授業や個別の補習を組み合わせることで、自分のペースで確実に理解を深めることができます。「授業についていけなくて不登校になった」という子どもにとっても、学び直しのきっかけとして機能しています。

また、ICTを活用したタブレット・パソコンでの学習にも対応しており、自宅でのレポート提出もスムーズです。

進学を目指す生徒へのサポート

大学進学を目指す生徒に向けては、進学対策の授業や模試の受験機会が提供されています。具体的には、共通テスト(旧センター試験)対策、小論文指導、面接練習などがカリキュラムに組み込まれています。

卒業後の進学先には、北海道大学・北星学園大学・札幌学院大学・北翔大学など北海道内の大学はもちろん、関東・関西の大学への進学実績もあります。通信制だからといって進学の選択肢が狭まることはありません。

また、指定校推薦枠を持つ大学もあり、評定平均を維持することで推薦入試のチャンスを得られる生徒もいます。

就職・資格取得に向けた専門的な学び

「大学進学より早く社会に出たい」「手に職をつけたい」という生徒には、専門分野の学習や資格取得コースが用意されています。滋慶学園グループの強みを活かし、医療・福祉・IT・デザイン・ビューティーなど多彩な分野に触れる機会があります。

たとえば、ビジネス系の資格としては日商PC検定・MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)などの取得支援があります。また、アニメ・マンガ・音楽といったクリエイティブ分野への関心が高い生徒向けのプログラムも展開されており、「好き」を入口に学習意欲を引き出す工夫がなされています。

卒業後の進路と実績

お子さんが高校を卒業した後、どのような進路に進めるのかは保護者にとって大きな関心事です。第一学院高等学校 札幌校の卒業後の進路は多様で、大学・短大・専門学校・就職と幅広い選択肢があります。

大学・短期大学への進学実績

第一学院高等学校全体(全国)の進学実績として、毎年多くの生徒が4年制大学・短期大学に進学しています。北海道内の進学先としては以下のような大学が挙げられます。

  • 北海道大学(国立)
  • 北星学園大学(私立・札幌市)
  • 札幌学院大学(私立・江別市)
  • 北翔大学(私立・江別市)
  • 北海道文教大学(私立・恵庭市)

上記はあくまで進学先の例です。実際の進学実績は年度によって異なります。詳細は学校の資料請求や個別相談でご確認ください。推薦入試・AO入試・一般入試など多様な入試方式に対応した準備が在学中から進められます。

専門学校・就職という選択肢

大学以外にも、専門学校への進学を選ぶ生徒は多くいます。医療・介護・保育・IT・調理・美容など、実践的なスキルを身につけたい生徒には専門学校が向いています。滋慶学園グループには多数の専門学校があるため、グループ内での進学もスムーズに行えます。

就職を選ぶ生徒については、ハローワークとの連携や就職活動のサポートも充実しています。履歴書の書き方・面接練習・求人情報の提供など、学校としての支援体制が整っています。

大切なのは「高校を卒業すること」がゴールではなく、その先の人生を豊かにするためのステップであるという視点です。第一学院高等学校では、卒業後のキャリアまで見据えた支援を意識しています。

入学・転入の手続きと費用の目安

実際に子どもを入学させるにあたって気になるのが、手続きの流れと費用です。不登校の子どもが在籍中の学校から転入するケースも多いため、転入学の仕組みについても整理しておきましょう。

入学・転入のステップ

第一学院高等学校 札幌校への入学・転入は、概ね以下のステップで進みます。

  • ①資料請求・見学予約:公式サイトや電話から資料請求・見学予約が可能。保護者のみの参加もOK
  • ②個別相談・キャンパス見学:担当者が子どもの状況を丁寧にヒアリング。コースの提案も受けられる
  • ③出願・書類提出:願書・調査書など必要書類を提出。転入の場合は在籍校からの書類が必要
  • ④入学試験・面接:筆記試験と面接。学力よりも意欲・状況確認が中心
  • ⑤入学手続き・入学金納入:合格後に所定の手続きを行い入学完了

転入学は年間を通じて受け付けている場合が多く、「今すぐ転校したい」というケースにも対応しています。転入の際は今の在籍校との調整が必要になることもあるため、早めに相談することをおすすめします。

学費・費用の目安

通信制高校の学費は、選ぶコースや登校日数によって異なります。第一学院高等学校の場合、おおよその目安として以下のような費用構成になっています。

費用の種類目安(年間)備考
入学金5万円前後初年度のみ
授業料30〜50万円程度コース・登校日数による
施設設備費数万円学校によって異なる
教材費数万円年度ごと

※上記はあくまで目安です。最新の正確な費用は必ず学校に直接お問い合わせください。

また、就学支援金制度(国の制度)を利用することで、家庭の収入に応じて授業料の一部または全額が補助される場合があります。通信制高校も就学支援金の対象になることが多いため、費用面での不安がある場合は必ず確認してみてください。

転入後のスムーズな単位引き継ぎ

転入学で気になるのが「これまで取った単位はどうなるの?」という点です。第一学院高等学校では、前在籍校で取得した単位を引き継ぐことができます

取得済みの単位数によっては、3年間より短い期間での卒業も可能なケースがあります。たとえば、高校2年次の夏休み明けに転入しても、単位の引き継ぎがあれば予定通り3年で卒業できることがあります。この柔軟さは、転入を迷っている保護者の背中を押す材料になるでしょう。

実際に通う生徒・保護者のリアルな声

制度やカリキュラムの説明だけでは、「実際のところ、通えるの?」という不安は完全には消えません。ここでは、第一学院高等学校に通う生徒や保護者の声をもとに、日々の様子をイメージしてみましょう。

在校生が感じる「ここでよかった」

第一学院高等学校 札幌校に通う生徒からは、次のような声が聞かれます。

  • 「先生が話を聞いてくれるから、ここだと学校に来ることが怖くない」
  • 「週1回から始めて、今は週3回通えるようになった。自分でも成長を感じる」
  • 「やっと自分のペースで勉強できる場所を見つけた気がする」

これらの声に共通するのは「無理をしなくていい」という安心感です。不登校の子どもにとって最初の壁は「また学校に行けなかったらどうしよう」という不安です。第一学院高等学校では、その不安を取り除く環境づくりが意識されています。

保護者が感じた変化

子どもを第一学院高等学校に転入させた保護者からは、次のような声があります。

  • 「転入前は毎日不安で仕方なかったけれど、先生が定期的に連絡をくれるので安心できるようになった」
  • 「子どもの表情が変わった。家で笑顔が増えた気がする」
  • 「学費が心配だったけれど、就学支援金を使えたので思ったよりも負担が少なかった」

保護者が感じる「安心」は、子どもへのサポートとの向き合い方に直結します。学校と保護者が情報を共有し、同じ方向を向いて子どもを支えられる環境があることは、長期的な回復にとって大切な土台になります。

第一学院高等学校 札幌校を選ぶ前に確認しておきたいこと

第一学院高等学校 札幌校は多くの不登校の子どもに寄り添ってきた学校ですが、どの学校が合うかは子ども一人ひとりによって異なります。選ぶ前に以下のポイントを確認しておくと安心です。

  • 子ども自身の意思:保護者が決めるのではなく、できるだけ子ども本人が「行ってみたい」と思えるかを優先する
  • 見学・個別相談の活用:パンフレットだけではわからない雰囲気を実際に確かめる
  • 他の通信制高校との比較:クラーク記念国際高等学校・NHK学園高等学校なども比較検討する
  • 費用の詳細確認:就学支援金の活用可否を含めて事前に確認する

比較検討は大切なプロセスです。「第一学院高等学校しか見ていない」という状態で決めるより、複数の学校を見た上で「ここが一番合いそう」と感じられると、入学後の安心感も違います。時間が許す限り、複数の学校を見学してみることをおすすめします。

まとめ:子どものペースを大切にする学校選びを

第一学院高等学校 札幌校は、不登校経験のある子どもが「もう一度、学ぶことに向き合える場所」として多くの家庭に選ばれてきました。

週1回から通える柔軟なコース設計、担任制による個別サポート、カウンセラーによるメンタルケア、そして卒業後の進路まで見据えた教育内容——これらは、一度学校から離れた子どもが自信を取り戻すための、丁寧な仕組みです。

お母さんが一人で抱え込まず、学校と一緒に子どもを支えていける環境がある。それがこの学校を選ぶ上での、一番の理由になるかもしれません。

まずは資料請求や見学から、気軽に動いてみてください。動いた分だけ、選択肢は広がります。

タイトルとURLをコピーしました