Last Updated on 2026年2月25日 by 教育コンシェルジュ
「学校には行けないけど、勉強だけは続けさせたい」「うちの子に合う塾があるのかな…」と悩んでいる親御さんは、きっと多いと思います。
不登校の子どもにとって、集団の授業は心理的なハードルが高く、なかなか一歩を踏み出せないことがあります。そんなとき、注目したいのが個別指導塾のスクールIEです。
この記事では、スクールIEがどんな塾なのか、不登校の子どもに向いている理由、そして通わせるときの注意点まで、教育アドバイザーの視点からわかりやすくお伝えします。
スクールIEとはどんな学習塾?
スクールIEは、株式会社やる気スイッチグループが運営する個別指導専門の学習塾です。全国に約1,000教室以上を展開しており、地域に密着した指導が受けられる塾として知られています。対象は小学生から高校生まで幅広く、一人ひとりの学力や目標に合わせたカリキュラムが特徴です。
「才能診断」で子どもの特性を把握する
スクールIEの最大の特徴の一つが、入会時に行う「才能診断テスト(個性診断テスト)」です。このテストでは、子どもの学習スタイルや得意・不得意な思考パターンを分析し、その結果をもとに最適な指導方法を決定します。
たとえば「視覚優位」なのか「聴覚優位」なのか、「論理的思考が得意」なのか「直感型」なのかなど、子どもの個性に応じたアプローチで授業が進みます。不登校の子どもは特に、自分のペースや得意なやり方を尊重されることで、学習への意欲が戻りやすくなります。画一的な指導ではなく、「この子だけのやり方」で教えてもらえる点は、親御さんにとっても安心材料です。
1対1または1対2の少人数指導
スクールIEでは、基本的に講師1人に対して生徒1〜2人という少人数制の個別指導を採用しています。集団塾のように30人の前で発言を求められたり、授業のスピードについていけなかったりという心配がありません。
不登校の子どもにとって「人目が気になる」「大人数の空間が怖い」という悩みは非常に多いですが、少人数環境であればそのストレスを大きく軽減できます。また、わからないところをその場ですぐに質問できる環境は、学習の自信を取り戻す大きな一歩になります。
全国展開で通いやすい立地
スクールIEは北海道から沖縄まで全国約1,000教室以上を展開しており、自宅の近くで通える教室が見つかりやすいのも魅力です。不登校の子どもにとって、遠距離通塾はそれだけで大きな負担になります。徒歩や自転車で通える距離であれば、通塾のハードルが格段に下がります。
また、一部の教室ではオンライン授業にも対応しており、外出が難しい時期でも学習を継続できる柔軟な体制が整っています。
不登校の子どもにスクールIEが向いている理由
不登校の子どもには、学習面だけでなく精神的なケアも必要です。スクールIEには、そうした子どもたちを受け入れやすい環境や仕組みが整っています。ここでは、特に不登校の子に合う理由を詳しく見ていきます。
自分のペースで学習できるカリキュラム
スクールIEでは、学校の授業進度に合わせる必要がありません。「今の学力」からスタートする完全オーダーメイドのカリキュラムが組まれるため、学校を休んでいた期間にできた学習の穴を、焦らず埋めていくことができます。
たとえば中学2年生でも、理解が不十分な中学1年生の内容や、場合によっては小学校の算数の単元(分数・比・割合など)まで戻って学習することができます。「学年に縛られない学習」は、長期欠席で学習の遅れが気になる子どもにとって非常に重要です。
講師との関係が築きやすい
個別指導の形式では、担当講師との距離が自然と縮まりやすいという利点があります。集団授業では先生に質問すること自体が難しいと感じる子でも、マンツーマンや少人数であれば「ちょっとわからない」を言いやすくなります。
スクールIEでは、生徒と講師の相性も考慮した上でマッチングが行われます。相性の良い講師と週に数回顔を合わせることで、塾が「安心できる居場所」になっていくケースも多いです。不登校の子にとって、学校以外に信頼できる大人がいることは、自己肯定感の回復にもつながります。
通塾頻度を柔軟に調整できる
スクールIEでは、週1回から通うことができ、子どもの体調や精神的な状態に合わせて無理のない頻度で通い始めることが可能です。最初は週1回から始めて、慣れてきたら週2回、週3回と増やしていくというスモールステップの通塾が現実的にできます。
また、振り替え制度が整っている教室も多く、体調が優れない日は休んで別の日に振り替えるといった対応も可能です。無理して通い続けることで状態が悪化することを防ぐために、こうした柔軟な対応は非常に重要です。
スクールIEの個別指導の仕組みと特徴
スクールIEがどのような仕組みで指導を行っているのかを理解することで、子どもに合うかどうかの判断がしやすくなります。授業の流れや使用するテキストについて、具体的に確認していきましょう。
オリジナル教材による個別カスタマイズ
スクールIEでは、独自に開発したテキスト教材を使用しています。この教材は、才能診断テストの結果に合わせてカスタマイズされるため、子どもの理解しやすいスタイルで説明が構成されています。たとえば図や表を多用する視覚優位タイプには視覚的にわかりやすいページレイアウトで、読み込みが得意な言語優位タイプには説明文が充実した構成で提供されます。
また、主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)に対応しており、高校受験に向けた対策も行えます。大手塾と同水準の教材クオリティながら、個別対応が徹底されている点が保護者からも高く評価されています。
成績アップのための「PDCAサイクル」
スクールIEでは授業ごとに学習の振り返りを行い、「計画→実行→確認→改善」のPDCAサイクルを回しながら学力向上を目指します。毎回の授業後に講師が記録をつけ、次回の授業内容に反映させる仕組みです。
保護者へのフィードバックも定期的に行われるため、「子どもが塾で何をしているのかわからない」という不安が解消されます。特に不登校の子どもを持つ親御さんにとって、子どもの学習状況が見える化されることは大きな安心感につながります。
定期テスト対策・高校受験対策も充実
スクールIEは、日常の学習サポートだけでなく、定期テスト対策や高校受験対策にも力を入れています。定期テスト前には特別授業を組むことができ、テスト範囲を集中的に対策することが可能です。
高校受験については、地域の公立高校から私立高校まで、幅広い志望校に対応しています。たとえば埼玉県であれば大宮高校や川越高校、東京であれば都立日比谷高校や私立の早稲田高校など、志望校に特化した過去問対策も行われます。進路相談も随時対応しているため、不登校で内申点が心配な場合の受験戦略についても相談できます。
不登校支援としてスクールIEを活用するときの注意点
スクールIEは多くの不登校の子どもに有効な選択肢ですが、利用する前にいくつか確認しておきたいポイントもあります。メリットばかりでなく、現実的な注意点も把握しておくことで、より効果的に活用できます。
教室によって対応の差がある
スクールIEはフランチャイズ形式で運営されている教室も多く、教室ごとに講師の質や対応力に差がある点は把握しておく必要があります。不登校の子どもへの理解が深い教室長がいる教室と、そうでない教室とでは、サポート体制が大きく異なることがあります。
体験授業を必ず活用し、教室の雰囲気や講師の対応を直接確認することが大切です。見学時に「不登校の子どもの対応実績はありますか?」と率直に質問することも、教室選びの重要なポイントです。
学習塾はあくまで「学習支援」の場
スクールIEはあくまでも学習指導を専門とする塾であり、不登校そのものへの専門的な心理支援を行う機関ではありません。子どもが「勉強はしたい」という意欲を持てている段階であれば、非常に有効な場所になりますが、まだ心が疲れている状態で無理に通わせることは逆効果になることもあります。
まず子どもの気持ちを優先し、必要であれば学校のスクールカウンセラーや、地域の教育支援センター(適応指導教室)などの専門機関と並行して利用することを検討してください。塾と支援機関を上手に組み合わせることで、子どもの回復をより丁寧にサポートできます。
費用面の確認を忘れずに
スクールIEの月謝は通う頻度や学年によって異なりますが、一般的な目安として月額1万5,000円〜3万円程度が目安です(週2回通塾・中学生の場合)。入会金や教材費が別途かかる場合もあるため、入会前に必ず費用の全体像を確認しましょう。
また、自治体によっては就学援助制度や塾代助成制度が利用できる場合があります。たとえば大阪市では「塾代助成カード」制度があり、月額1万円を上限に学習塾費用の補助が受けられます。お住まいの自治体の教育委員会や市区町村の窓口に問い合わせてみることをおすすめします。
スクールIEで学習を続けた子どもに見られる変化
実際にスクールIEに通い始めた不登校の子どもたちには、どのような変化が見られるのでしょうか。学習面だけでなく、精神面での変化も含めて見ていきます。
「できた」という成功体験が自信になる
不登校の子どもの多くは、学習の遅れに対して強いコンプレックスを抱えています。スクールIEでは、「今の学力」に合った問題から始めて、少しずつレベルアップしていくため、毎回の授業で「わかった!」「解けた!」という成功体験を積み重ねることができます。
この小さな成功体験の積み重ねが、子どもの自己肯定感を少しずつ回復させていきます。「自分はダメだ」という気持ちが「やればできる」という気持ちに変わっていく過程を、多くの保護者が実感しています。
規則正しい生活リズムが戻りやすくなる
週に1〜2回、決まった曜日・時間に通塾することで、子どもの生活に一定のリズムが生まれます。不登校になると昼夜逆転や引きこもりが続きやすくなりますが、「塾に行く日」という外出目標ができることで、少しずつ生活リズムを取り戻せるケースが多くあります。
最初は送り迎えが必要な場合でも、慣れてきたら一人で通えるようになる子どもも多く、その一歩が自立心の芽生えにもつながります。
高校受験・進学への意欲が生まれる
通塾を続ける中で、子どもが「高校に行ってみたい」「この学校を目指したい」という具体的な目標を持ち始めるケースがあります。スクールIEでは進路相談も行っており、不登校の経歴があっても受験しやすい通信制高校や定時制高校の情報なども共有してもらえます。
たとえば、N高等学校(角川ドワンゴ学園)やルネサンス高等学校のような通信制高校は、不登校経験者の入学実績も豊富で、スクールIEとの相性も良いと評判です。「高校進学という目標」が生まれることで、子どもの学習へのモチベーションが大きく変わることがあります。
スクールIEへの入会前に確認しておきたいこと
「通わせてみようかな」と思ったら、まずは準備を整えることが大切です。入会前にしっかり確認しておくことで、子どもも保護者も安心してスタートを切ることができます。
まずは無料体験授業を受けてみる
スクールIEでは、無料の体験授業を実施している教室がほとんどです。いきなり入会するのではなく、まず体験授業を受けて、子どもが安心できる雰囲気かどうかを確かめましょう。
体験授業では、子どもの様子だけでなく、講師の話し方や教室の空気感も重要なチェックポイントです。体験後に子ども本人がどう感じたかを聞き、「また来てもいい」「嫌ではなかった」という反応であれば、通塾のスタートを検討するサインです。
教室長との相談で「不登校対応」の有無を確認
入会前の面談では、不登校の子どもへの対応経験や配慮できることについて率直に相談することが大切です。「学校に行けていない期間がある」「集団が苦手」「体調によって通塾できない日がある」といった状況を正直に伝えることで、教室側も適切なサポート体制を整えやすくなります。
対応力のある教室長であれば、「そういうお子さんも多く通っていますよ」「まずは様子を見ながら一緒に考えましょう」といった柔軟な対応をしてくれます。逆に、不安を感じる対応であれば、別の教室を探すことも選択肢に入れてください。
子どもと一緒に「目標」を決めておく
通塾をスタートするにあたって、最初から大きな目標を設定する必要はありません。最初は「週に1回、塾に行く」「今月は英単語を50個覚える」といった小さなゴール設定で十分です。
目標は子ども自身が納得して決めることが大切です。「お母さんに言われたから行く」ではなく、「自分でやってみる」という気持ちが少しでもあれば、それが大きな前進です。無理のない目標を子どもと一緒に設定し、達成するたびに一緒に喜ぶことで、通塾へのポジティブなイメージが育まれていきます。
まとめ:スクールIEは不登校の子どもの「新しい居場所」になれる
スクールIEは、個別指導・才能診断・オーダーメイドカリキュラムという三つの柱によって、不登校の子どもが安心して学習に向き合える環境を提供しています。
全員一緒のペースで進む集団授業ではなく、「この子のための授業」が受けられることは、自信を失いかけている子どもにとって大きな支えになります。
通い始めのハードルは、決して高くありません。まずは無料体験授業で教室の雰囲気を確かめてみるところから始めてみてください。
子どもが「ここなら大丈夫」と感じられる場所を一緒に探すこと、それが不登校からの回復への一歩になります。焦らず、でも着実に。お子さんのペースを大切にしながら、学びの場所を見つけていきましょう。