さいたま市の通信制高校完全ガイド|不登校のお子さんでも安心して通える学校選び

進路と将来設計

Last Updated on 2026年2月25日 by 教育コンシェルジュ

「子どもが学校に行けなくなってしまった。でも、高校だけはなんとか卒業させてあげたい」

そんな思いを抱えているお母さんは、決して少なくありません。

実は、通信制高校は不登校のお子さんにとって、もっとも現実的で可能性に満ちた進路の一つです。自分のペースで学べる環境が整っており、さいたま市周辺にも選択肢が豊富にあります。

この記事では、通信制高校の基本的な仕組みから、さいたま市内・周辺で通える学校の情報、そして入学前に確認しておきたいポイントまで、丁寧にお伝えしていきます。お子さんの進路を一緒に考えていきましょう。


  1. 通信制高校とはどんな学校か
    1. 通信制高校の基本的な仕組み
    2. 全日制・定時制との違い
    3. サポート校との関係性
    4. 卒業後の進路はどうなるか
  2. さいたま市で選べる通信制高校の種類
    1. 公立の通信制高校
    2. 私立の通信制高校(広域・狭域)
    3. コース・専攻の種類
    4. オンライン学習に特化した学校
  3. さいたま市近くの通信制高校・キャンパス情報
    1. N高等学校・S高等学校(角川ドワンゴ学園)
    2. 第一学院高等学校(さいたまキャンパス)
    3. クラーク記念国際高等学校(大宮キャンパス)
    4. 星槎国際高等学校(さいたま学習センター)
  4. 不登校のお子さんが通信制高校で学ぶメリット
    1. 自分のペースで学べる安心感
    2. 登校へのプレッシャーが少ない
    3. 同じ経験を持つ仲間と出会える
    4. 学習以外のスキルも身につけられる
  5. 通信制高校から大学進学を目指すには
    1. 通信制高校からの進学実績
    2. 推薦・総合型選抜という選択肢
    3. 塾・予備校との上手な組み合わせ方
    4. 埼玉県内の大学・進学先の例
  6. 入学前に確認しておきたいポイント
    1. 費用と奨学金・支援制度の確認
    2. スクーリングの場所・日数・内容
    3. メンタルサポート・カウンセリング体制
    4. 学校見学・個別相談の活用方法
  7. 通信制高校選びで後悔しないために
    1. お子さん自身の気持ちを最優先に
    2. 転入・編入のタイミングについて
    3. 保護者としての心構えとサポートのコツ
    4. まずは相談窓口を活用しよう
  8. まとめ|さいたま市の通信制高校、一緒に選んでいきましょう

通信制高校とはどんな学校か

通信制高校と聞いても、「普通の高校と何が違うの?」と感じるお母さんも多いはずです。まずは基本的な仕組みを知ることで、お子さんに合う学校かどうかを判断しやすくなります。通信制高校は文部科学省が定めた正式な高校であり、卒業すれば全日制と同じ「高校卒業資格」が取得できます。

通信制高校の基本的な仕組み

通信制高校は、自宅学習(レポート)とスクーリング(登校)を組み合わせて単位を取得する仕組みの高校です。

卒業に必要な条件は次の3つです。

  • 74単位以上の取得
  • 3年以上の在籍
  • 特別活動(ホームルームや学校行事など)への参加

この3つを満たせば、誰でも高校卒業資格を得ることができます。全日制のように毎日通う必要はなく、週1日〜数日の登校で卒業できる学校がほとんどです。お子さんの体調や気持ちに合わせて学習ペースを調整できる点が、通信制高校の最大の強みといえます。

全日制・定時制との違い

通信制高校を選ぶ前に、全日制・定時制との違いを整理しておきましょう。

種類登校頻度学習スタイル不登校への対応
全日制毎日(週5日)授業中心対応が難しい場合が多い
定時制週4〜5日(夕方・夜間)授業中心やや柔軟
通信制週1〜数日(学校による)レポート+スクーリング非常に柔軟

上の表からわかるように、通信制高校は登校負担が最も少なく、不登校のお子さんに適した環境を提供しています。「毎日通えないからあきらめるしかない」と思う必要はありません。

サポート校との関係性

通信制高校を調べていると「サポート校」という言葉も目にすることがあります。サポート校とは、通信制高校の勉強をサポートするための学習塾のような民間の教育機関です。

通信制高校だけでは学習管理が難しいお子さんや、毎日通える場所が欲しいお子さんのために、サポート校が「通う場所」として機能します。通信制高校とサポート校をセットで利用することで、サポート体制が格段に充実します。ただし、サポート校は高校ではないため、卒業資格はあくまでも提携している通信制高校から取得します。費用が二重にかかる点も事前に確認しておきましょう。

卒業後の進路はどうなるか

「通信制高校を卒業しても、進学や就職に不利にならないか」という心配をするお母さんも多くいます。

結論からいうと、通信制高校の卒業資格は全日制と同等であり、大学・短大・専門学校への進学も可能です。近年は通信制高校から難関大学に進学するケースも増えています。就職においても、高卒として扱われます。大切なのは卒業後にどんな力を身につけているかであり、通信制高校という形式が不利になることはほとんどありません。


さいたま市で選べる通信制高校の種類

通信制高校には、公立と私立があり、学校によってコースや雰囲気、費用が大きく異なります。さいたま市内・周辺では複数の選択肢があるため、それぞれの特徴を把握しておくことが大切です。お子さんの状況や目標に合わせた学校選びのために、まずは種類ごとの特徴を見ていきましょう。

公立の通信制高校

埼玉県内の公立通信制高校として代表的なのが、埼玉県立浦和高校通信制課程埼玉県立熊谷高校通信制課程です。さいたま市からのアクセスも比較的よく、費用が安く抑えられる点が最大のメリットです。

公立の通信制高校は、年間の学費が数万円程度と非常にリーズナブルです。ただし、学習サポートの手厚さという面では私立に比べて限定的な場合もあるため、自己管理が必要になることもあります。費用を抑えながら卒業資格を取りたい方、ある程度自分で学習を進められるお子さんに向いています。

私立の通信制高校(広域・狭域)

私立の通信制高校には「広域通信制高校」と「狭域通信制高校」の2種類があります。

  • 広域通信制高校:複数の都道府県にキャンパスを持ち、全国から入学可能
  • 狭域通信制高校:特定の地域のみで運営されている

さいたま市周辺では、広域通信制高校のキャンパスが多く開設されています。N高等学校(角川ドワンゴ学園)、明聖高等学校、第一学院高等学校などが代表例です。私立は学費がかかる分、カウンセラーの常駐やメンタルサポート、資格取得コースなど、充実したサポートを受けられる点が魅力です。

コース・専攻の種類

私立通信制高校の多くは、普通科目に加えてさまざまな専攻コースを設けています。

  • 大学進学コース:学習塾と連携し、受験対策を強化
  • IT・プログラミングコース:デジタル系の資格取得を目指す
  • 芸能・音楽・アート系コース:好きなことを伸ばしながら学ぶ
  • メンタルサポートコース:不登校経験者向けの丁寧な支援

お子さんの好きなこと・得意なことに合わせてコースを選べるのが、私立通信制高校の大きな特徴です。「勉強だけでなく、将来につながることも学ばせたい」と考えているお母さんにとって、コースの多様性は重要な選択ポイントになります。

オンライン学習に特化した学校

近年、完全オンラインで学べる通信制高校も増えています。N高等学校のネットコース、ルネサンス高等学校などが代表例で、自宅にいながらすべての授業をオンラインで受講できます。

対人関係に不安があるお子さん、外出が困難な状態のお子さんにとって、オンライン特化型の学校は精神的なハードルが低く、学習を始めやすい環境です。ただし、対面でのコミュニケーション機会が減るため、お子さんの状態に応じて慎重に選ぶことが大切です。


さいたま市近くの通信制高校・キャンパス情報

「実際にどんな学校がさいたま市近くにあるの?」という疑問に答えるため、具体的な学校・キャンパスをご紹介します。通学のしやすさや雰囲気を確認するためにも、実際に学校見学に行くことを強くおすすめします。ここでは代表的な学校を取り上げます。

N高等学校・S高等学校(角川ドワンゴ学園)

N高等学校は、株式会社KADOKAWAとドワンゴが設立した広域通信制高校です。さいたま市内にもさいたまキャンパスがあり、通学コース・オンラインコースどちらにも対応しています。

特徴はITやプログラミング、動画制作などデジタルに強いカリキュラムです。ニコニコ動画のノウハウを活かしたオンライン授業は生徒に好評で、自分のペースで学びやすい環境が整っています。学費は入学金2万8千円、授業料は年間約26〜30万円程度(コースにより異なる)。資料請求や学校説明会への参加から始めてみましょう。

第一学院高等学校(さいたまキャンパス)

第一学院高等学校は、全国に60以上のキャンパスを持つ広域通信制高校で、さいたまキャンパスがJR・地下鉄の利便性の高い場所にあります。

特に不登校経験者や発達障害のあるお子さんへのサポートに力を入れており、個別面談や担任制によるきめ細かなフォローが受けられます。週1日からの通学が可能で、「まず週1回だけ行けるか試してみたい」というお子さんにも向いています。進路指導も充実しており、大学進学から就職まで幅広くサポートしています。

クラーク記念国際高等学校(大宮キャンパス)

クラーク記念国際高等学校は、北海道に本校を置く大手広域通信制高校で、大宮キャンパスがさいたま市大宮区にあります。

「ベストフリー制」と呼ばれる独自の時間割システムを採用しており、午前・午後・週1日などお子さんのペースに合わせた通学スタイルを選べます。スポーツや芸術、語学などの専門コースが充実しており、好きなことを軸に学校生活を楽しめる点が魅力です。大学進学実績もあり、指定校推薦枠も多く保有しています。

星槎国際高等学校(さいたま学習センター)

星槎国際高等学校は、発達障害や不登校のお子さんへの支援に特化した学校として全国的に知られています。さいたま市内にも学習センターがあり、個別対応の学習支援が受けられます。

専門のスタッフが一人ひとりの特性や状況に合わせた学習計画を立て、安心して通えるよう丁寧にサポートします。「うちの子は発達の特性があって、普通の学校には馴染めなかった」というケースでも、前向きに学べる環境が整っています。まずは電話や見学でスタッフに相談してみることをおすすめします。


不登校のお子さんが通信制高校で学ぶメリット

不登校のお子さんが通信制高校を選ぶことで、どんな良いことがあるのか、具体的に見ていきましょう。「環境を変えることで気持ちが楽になった」「自分のペースで学べて自信が戻ってきた」という声は、多くの保護者から寄せられています。通信制高校のメリットは、単に「登校が少ない」だけではありません。

自分のペースで学べる安心感

通信制高校の一番の強みは、学習のペースを自分でコントロールできる点です。体調がよくない日はゆっくり休み、気持ちが乗ってきたときに集中して勉強する、というサイクルが許容されます。

全日制高校では「休んだ分だけ遅れる」というプレッシャーが大きく、それがさらに不登校を深刻にするケースもあります。通信制高校では、提出期限内にレポートを出すことができれば単位を取得できるため、心身の状態に合わせて無理なく学習を続けられます。焦らずに高校卒業を目指せる環境は、お子さんの回復にとっても大きな助けになります。

登校へのプレッシャーが少ない

通信制高校では、週1日〜数日の登校でよいため、「毎日行かなければ」という緊張感がありません。これは、対人関係に傷ついていたり、集団生活が苦手なお子さんにとって非常に重要なポイントです。

「学校=怖い場所」というイメージが強くなっていると、登校そのものへの抵抗が大きくなります。通信制高校では週に少ない日数から始められるため、少しずつ学校という場所に慣れていくことができます。実際に、入学当初は週1日しか行けなかったお子さんが、半年後には週3日通えるようになったというケースも珍しくありません。

同じ経験を持つ仲間と出会える

通信制高校には、不登校を経験したお子さんや、学校になじめなかったお子さんが多く在籍しています。そのため、「自分だけじゃない」という感覚を持てる環境が自然とできています。

全日制の高校では「なぜ来なかったの?」と聞かれるのが嫌で、ますます登校が怖くなることもあります。でも通信制高校では、過去の経緯を詮索されることはほとんどなく、お互いを尊重し合う雰囲気があります。気の合う仲間と出会えたことで、学校が楽しいと感じられるようになったというお子さんも多くいます。

学習以外のスキルも身につけられる

私立の通信制高校では、学科の授業だけでなくIT・語学・ファッション・料理・スポーツ・ゲーム制作など多彩な専攻が選べます。

「勉強は苦手だけど、絵を描くのは好き」「プログラミングに興味がある」という子でも、得意分野を伸ばしながら卒業を目指すことができます。好きなことを軸に学校生活を組み立てることで、自己肯定感が高まり、将来への意欲につながっていきます。高校生活を「ただ卒業するだけ」ではなく、将来の自分づくりの時間にできるのが通信制高校の魅力です。


通信制高校から大学進学を目指すには

お子さんが将来的に大学進学を考えているなら、通信制高校在学中の学習の取り組み方がとても重要になってきます。通信制高校からの大学進学は十分に可能ですが、全日制とは異なる準備が必要です。具体的なルートと対策を押さえておきましょう。

通信制高校からの進学実績

通信制高校からの大学進学者は年々増加しており、早稲田大学・明治大学・立命館大学・MARCHなどの有名私大への進学実績を持つ学校も増えています。

N高等学校や第一学院高等学校などは、大学進学コースを設けており、受験対策専門の授業や模擬試験なども実施しています。また、通信制高校に在籍しながら個別指導塾や予備校を並行して利用するケースも一般的です。さいたま市内には東進衛星予備校・個別教室のトライ・武田塾さいたま校などがあり、通信制高校生も多く通っています。

推薦・総合型選抜という選択肢

大学進学のルートは、一般入試だけではありません。学校推薦型選抜(指定校・公募)総合型選抜(旧AO入試)も、通信制高校生が活用できる有力な手段です。

特に総合型選抜は、学力試験よりも志望動機や自己PR、面接・小論文が重視されるため、「学校に行けなかった経験をどう乗り越えたか」「将来どんなことに取り組みたいか」といった自分の物語を強みに変えることができます。クラーク記念国際高等学校など指定校推薦枠を多く持つ通信制高校を選ぶことも、戦略的な選択肢の一つです。

塾・予備校との上手な組み合わせ方

大学進学を目指すお子さんには、通信制高校の授業だけでなく、外部の学習サポートを上手に活用することをおすすめします。

さいたま市内でおすすめの塾・予備校の例:

  • 武田塾 大宮校:自学自習を徹底指導。参考書ルートで効率的に学べる
  • 東進衛星予備校 各校舎:映像授業で有名講師の授業をいつでも受講可能
  • 個別教室のトライ さいたま各校:1対1の個別指導で苦手科目を集中強化

通信制高校は登校日が少ない分、自由な時間を学習に充てられます。塾とのスケジュールを組み合わせることで、受験対策を着実に進めることができます。お子さんの体調や意欲を見ながら、無理のない範囲で学習習慣をつけていくことが大切です。

さいたま市で不登校生を支援する塾選び|安心して通える学習環境とは

埼玉県内の大学・進学先の例

通信制高校卒業後の進学先として、埼玉県内にも優れた大学があります。

  • 埼玉大学(国立・さいたま市桜区):教育・理工・人文・経済学部など
  • 文教大学 越谷キャンパス:教育・人間科学系に強い
  • 城西大学 坂戸キャンパス:薬学・理学・経営学部など
  • 共栄大学(春日部市):教育学部・国際経営学部

埼玉県内の大学なら通学の負担も少なく、経済的にも選択肢に入りやすいです。まずはお子さんの興味・関心から志望校の方向性を話し合ってみましょう。


入学前に確認しておきたいポイント

通信制高校の入学を検討する際、後から「こんなはずじゃなかった」とならないために、事前に確認しておきたいことがあります。学校によってサポート内容や費用が大きく異なるため、いくつかの学校を比較したうえで決めることをおすすめします。

費用と奨学金・支援制度の確認

通信制高校の費用は、公立なら年間数万円、私立なら年間30〜100万円以上かかる場合もあります。費用の差は主にサポートの手厚さによるものです。

ただし、就学支援金制度を活用することで費用を大幅に抑えられる場合があります。世帯収入によって異なりますが、私立通信制高校でも年間最大29万7千円程度の支援が受けられることがあります。学校のパンフレットだけでなく、さいたま市教育委員会や埼玉県の公式サイトでも支援情報を確認してみましょう。

スクーリングの場所・日数・内容

スクーリングとは、実際に学校に登校して授業を受けることです。通信制高校によって、スクーリングの場所・日数・内容は大きく異なります。

  • 週1日だけのスクーリング(月4回程度)
  • 年に数回の集中スクーリング(合宿形式)
  • 毎日通えるデイリースクーリング

お子さんの状態に合わせて、スクーリングの頻度と場所が現実的かどうかを必ず確認しましょう。さいたま市から遠い場所でのスクーリングが必要な学校の場合、交通費や宿泊費がかかることもあります。キャンパスの所在地と交通アクセスも見学前にチェックしておくと安心です。

メンタルサポート・カウンセリング体制

不登校のお子さんにとって、学習支援と同じくらい大切なのがメンタルサポートの充実度です。

学校によっては、臨床心理士や公認心理師が常駐していたり、担任の先生が定期的に面談を行う仕組みがあったりします。「先生に相談できる環境があるか」「困ったときにすぐ話を聞いてもらえるか」という点を、見学時にしっかり確認しておくことが重要です。また、保護者向けの相談窓口があるかどうかも、お母さん自身の安心のためにチェックしておきましょう。

学校見学・個別相談の活用方法

入学前には必ず学校見学と個別相談に参加することをおすすめします。パンフレットやウェブサイトだけではわからない、学校の雰囲気やスタッフの人柄を確かめることができます。

見学の際に確認しておきたいこと:

  • 生徒の表情や在校生との会話の雰囲気
  • 先生やスタッフの対応の丁寧さ
  • 教室・自習室・相談室の設備
  • 不登校生徒への具体的なサポート事例

見学に行くことが難しい場合は、オンラインでの個別相談を受け付けている学校も増えています。まずは気軽に問い合わせるところから始めてみましょう。お子さん本人が見学に行くことが難しければ、お母さん一人で参加することも歓迎されています。


通信制高校選びで後悔しないために

通信制高校はたくさんの選択肢があるからこそ、焦らずにじっくりと比較することが大切です。「とにかく入学できれば良い」ではなく、お子さんが3年間通い続けられる学校かどうかという視点で選ぶことが、後悔しない選択につながります。最後に、学校選びで気をつけたいポイントをお伝えします。

お子さん自身の気持ちを最優先に

学校を選ぶ最終的な主役は、お子さん自身です。お母さんが良いと思った学校でも、お子さんが「なんか違う」と感じたら、無理に進めないことが大切です。

不登校のお子さんは、選択することそのものに疲れていたり、自分の気持ちをうまく言葉にできなかったりすることもあります。「どんな毎日を送りたいか」「どんな人と一緒にいたいか」といった、学校の枠を超えた話し合いを続けながら、お子さんのペースに合わせて決めていきましょう。

転入・編入のタイミングについて

すでに高校に在籍しているが、学校に行けなくなってしまったというお子さんの場合は、転入(在学中に別の高校に移る)という手段があります。

通信制高校への転入は、多くの学校で随時受け付けています。在籍していた高校で取得済みの単位が引き継がれることも多く、1年生からやり直しにならない場合がほとんどです。「今の学校を中退してしまったら…」という心配がある方は、まず中退前に通信制高校への転入を検討することをおすすめします。タイミングを逃さないために、早めに学校に問い合わせておきましょう。

保護者としての心構えとサポートのコツ

通信制高校への進学を決めたあとも、お母さん自身が不安になる場面はあると思います。「ちゃんとやっていけるかな」「卒業できるかな」という心配は自然なことです。

大切なのは、お子さんを急かさず、小さな一歩を一緒に喜ぶ姿勢を持ち続けることです。「今日、レポートを1枚出せた」「先生に質問できた」という小さな出来事が、お子さんにとって大きな自信につながっていきます。お母さん自身も、担任の先生やカウンセラーに相談しながら、一人で抱え込まないようにしてください。

まずは相談窓口を活用しよう

学校選びに迷ったときは、学校に直接問い合わせる前に第三者的な相談窓口を活用するのも有効です。

  • さいたま市教育相談センター:不登校に関する相談全般
  • 埼玉県立総合教育センター:高校進学に関するアドバイス
  • NPO法人 フリースクール各団体:当事者目線のサポート

こうした相談窓口は無料で利用できる場合が多く、専門家の意見を聞きながら方針を固めることができます。「どこに相談したらいいかわからない」という場合は、まずさいたま市教育相談センターに電話してみることから始めてみてください。一人で悩まず、使える資源を活用しながらお子さんの進路を考えていきましょう。


まとめ|さいたま市の通信制高校、一緒に選んでいきましょう

通信制高校は、不登校のお子さんにとって「普通の高校に行けなかった自分」ではなく、「自分に合った方法で学べる自分」を取り戻す場所になれます。

さいたま市周辺にはN高等学校、第一学院高等学校、クラーク記念国際高等学校、星槎国際高等学校など、さまざまな特色を持つ通信制高校が揃っています。公立・私立、登校スタイル、コース内容など、選ぶ基準はたくさんありますが、一番大切なのはお子さんが「ここなら通えそう」と感じられる学校かどうかです。

まずは資料請求や学校見学から、一歩ずつ進めていきましょう。あなたとお子さんに合った環境が、必ず見つかります。

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