スタディサプリの数学は不登校の子どもに向いている?料金・使い方・効果を徹底解説

不登校からの学習サポート

Last Updated on 2026年2月25日 by 教育コンシェルジュ

「学校に行けない間、勉強がどんどん遅れてしまう…」そんな不安を抱えているお母さんはたくさんいます。特に数学は、一度つまずくと取り戻すのが難しい教科のひとつ。でも、スタディサプリの数学講座を使えば、自宅にいながら自分のペースで学び直すことができます。

この記事では、不登校のお子さんをお持ちのお母さんに向けて、スタディサプリ数学の特徴・料金・具体的な使い方をわかりやすくお伝えします。「うちの子に合うかどうか」を判断する参考にしてください。


スタディサプリとはどんなサービス?

スタディサプリは、リクルートが運営するオンライン学習サービスです。小学生から高校生・大学受験生まで幅広い学年に対応しており、数学はとくに充実したコンテンツが揃っています。映像授業とテキストを組み合わせた学習スタイルで、インターネット環境さえあれば自宅で本格的な授業が受けられます。

映像授業で学べる仕組み

スタディサプリの最大の特徴は、プロ講師による映像授業が見放題であることです。数学の授業は、関西弁でわかりやすく解説することで人気の山内恵介先生(中学数学・高校数学)など、実績豊富な講師陣が担当しています。

授業は1本あたり約15〜20分と短く設定されているため、集中力が続きやすいのも特徴のひとつです。不登校のお子さんは学校生活のリズムが崩れていることが多いため、「1本だけ見てみよう」という小さなステップから始めやすい設計になっています。

また、一時停止・巻き戻し・倍速再生が自由にできるため、理解できなかったところを何度でも繰り返して視聴できます。学校の授業と違い、わからないまま先に進む必要がないのは大きなメリットです。

対応している学年と単元

スタディサプリ数学が対応している学年と主な単元は以下の通りです。

学年主な単元
小学生(4〜6年)分数・割合・図形・比例
中学1年生正負の数・文字式・方程式・比例と反比例
中学2年生連立方程式・一次関数・平行と合同
中学3年生二次方程式・二次関数・相似・三平方の定理
高校(数学IA・IIB・III)二次関数・三角比・数列・ベクトル・微分積分

上の表のように、小学校の算数からさかのぼって学習できる点が不登校のお子さんにとって特に心強いポイントです。中学生でも、小学校の内容が不安な場合はそちらから始めることができます。

料金プランの概要

スタディサプリの料金は月額1,815円(税込)からと、塾や家庭教師と比べてかなりリーズナブルです。主なプランは下記の通りです。

プラン名月額料金(税込)特徴
ベーシックコース1,815円〜映像授業・テキスト見放題
個別指導コース10,780円〜専任コーチによる学習サポート付き

まずは14日間の無料体験が用意されているので、費用をかけずに試してみることができます。お子さんとの相性を確認してから本契約するという流れがおすすめです。


不登校の子どもにスタディサプリ数学が向いている理由

「オンライン教材はたくさんあるけど、うちの子に合うかわからない」という声をよく聞きます。スタディサプリが特に不登校のお子さんに向いていると言われる理由を、具体的に解説します。

自分のペースで進められる

学校の授業は全員が同じペースで進むため、一度遅れると取り戻すことが難しくなります。しかしスタディサプリでは、自分のペースで学習を進めることが基本です。

たとえば「今日は気分がよいから2本見よう」「今日は1本だけ」という柔軟な使い方ができます。不登校のお子さんはその日の体調や気持ちによって、取り組める量が大きく変わることがあります。そういった状況にも、スタディサプリのシステムは対応しやすい設計です。

また、学年にとらわれずに学習できるのも重要なポイントです。中学2年生でも、「中学1年の一次関数が不安」と感じれば、そこからやり直せます。これは学校では難しいことですが、スタディサプリなら自然にできます。

自宅で安心して学習できる

不登校のお子さんの多くは、人目が気になる・外出するのがつらいという状況にあります。スタディサプリはインターネット環境があれば自宅で完結するため、外に出なくても学習を続けられます。

同年代の子どもや先生の目を気にせず、自分の部屋でリラックスした状態で勉強できる環境は、不登校のお子さんにとって非常に大切です。「また勉強してみようかな」という気持ちになりやすい環境づくりの一助になります。

苦手な単元に戻って学び直せる

数学は積み上げ型の教科で、例えば「二次方程式」を理解するには「方程式」「文字式」の理解が前提となります。不登校期間中に学習が止まっていると、どこかの段階でつまずいているケースがほとんどです。

スタディサプリでは小学算数から高校数学まで全単元が揃っているため、どこからでも学び直せます。「どこでつまずいているかわからない」という場合でも、学年をさかのぼって基礎から確認していくことで、自然と苦手箇所を見つけられます。

保護者が学習状況を確認できる

スタディサプリには保護者向けの管理機能があり、お子さんの学習履歴・視聴した授業・テストの結果などをアプリやブラウザから確認できます。

学校との連絡が取りにくい不登校の状況では、お子さんの学習状況を把握しにくいことがあります。この機能があることで、「今日は何を勉強したのか」をお母さんが確認し、声かけのきっかけにすることができます。


スタディサプリの具体的な使い方

スタディサプリを始めてみたものの、「どこから手をつければいいかわからない」という声も多く聞かれます。ここでは不登校のお子さんが無理なく続けるための具体的な使い方を紹介します。

基礎からやり直す方法

まず最初に取り組んでほしいのが、どこからつまずいているかを探す「さかのぼり学習」です。具体的には次のような手順で進めます。

  • 直近で習っていた単元の授業を見てみる(例:中2の「一次関数」)
  • 意味が理解できなければ、ひとつ前の単元に戻る(例:中1の「比例と反比例」)
  • すらすらわかる単元が見つかるまでさかのぼる
  • わかる単元から順番に進めていく

この方法を使うと、「どこからやればいいか」が明確になります。はじめは小学5年生の「分数の割り算」まで戻る必要があるお子さんもいますが、それは恥ずかしいことではありません。むしろ基礎を固めてから積み上げることで、理解の定着率が格段に上がります。

毎日の学習スケジュールの組み方

不登校のお子さんには、学校のような「毎日決まった時間に勉強する」というルーティンがないことが多いです。スタディサプリを活用するときは、無理のない範囲で小さなルーティンを作ることがポイントです。

たとえば「午前10時にスタディサプリを1本見る」というシンプルなルールから始めると取り組みやすくなります。最初から1日2〜3本やろうとすると続かないことが多いため、まず1本見ることを習慣化することを目指しましょう。

また、勉強した記録をノートやアプリに残すことも重要です。「今日はここまで進んだ」という積み上げが見える化されると、お子さんの自己肯定感が少しずつ育まれていきます。

保護者がサポートするポイント

お母さんがそばで一緒にサポートすることで、お子さんの学習継続率は大きく変わります。ただし、過度な干渉や結果への過剰なプレッシャーは逆効果になることもあるため注意が必要です。

おすすめのサポート方法は次の通りです。

  • 「今日何見た?」とさりげなく声をかける
  • 「わかった!」という瞬間を一緒に喜ぶ
  • 勉強しなかった日を責めない
  • 学習管理機能でこっそり状況を把握し、褒めるタイミングを見つける

学習そのものより、「勉強してよかった」という体験を積み重ねることが、不登校のお子さんにとって最も大切なステップです。成果より過程を認める声かけを意識してみてください。


不登校の子どもにおすすめの単元・講座

スタディサプリには膨大な数の授業がありますが、不登校からの学習再開という観点でとくに取り組みやすい単元や講座があります。お子さんの状況に合わせて参考にしてみてください。

中学数学の基礎単元から始める

中学数学でまず取り組んでほしいのが、以下の単元です。

  • 中1「正負の数」「文字式」:数学の根幹となる概念を学ぶ
  • 中1「方程式」:数学的思考の入口になる重要単元
  • 中2「一次関数」:グラフと式の関係を視覚的に理解できる
  • 中3「二次方程式」「二次関数」:高校数学への橋渡しになる単元

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これらはすべてスタディサプリでわかりやすく解説されています。特に「正負の数」「文字式」はすべての中学数学の土台になるため、どこからやればいいかわからないときは、まずここから始めるのがおすすめです。

高校数学の入門講座(数学IA)

高校生のお子さんや、中学内容に自信がついてきたお子さんには、高校数学IAの講座がおすすめです。スタディサプリでは「スタンダードレベル」「ハイレベル」など複数のレベルが用意されており、自分のレベルに合ったものを選べます。

数学IAで学ぶ主な内容は「二次関数」「三角比」「データの分析」「場合の数と確率」などです。山内恵介先生の授業は特に評判が高く、「数学が苦手だったけどわかりやすかった」という声が多数寄せられています。

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テキスト・確認テストの活用

スタディサプリでは映像授業に対応したPDFテキストが無料でダウンロードできます。印刷して手元に置きながら授業を受けることで、書き込みやメモができ、理解が深まります。

また、各単元の終わりには確認テストが用意されています。このテストをこまめに活用することで、理解できているかどうかをその場で確認できます。「テストで正解できた」という体験はお子さんの自信につながるため、積極的に活用することをおすすめします。


スタディサプリと他の学習方法の比較

「スタディサプリ以外にも選択肢があるのでは?」と気になっているお母さんもいると思います。ここでは他の学習方法と比較しながら、スタディサプリの立ち位置を整理します。

通信教育との違い

進研ゼミやZ会などの通信教育と比べると、スタディサプリはテキスト中心ではなく映像授業中心という点が大きな違いです。

活字が苦手なお子さんや、「読んでもわからない」という状況にあるお子さんには、先生の声で説明してもらえる映像授業のほうが理解しやすいことが多いです。一方、テキストを読んで自分で理解するのが得意なお子さんには通信教育も合います。

塾との比較

集団塾・個別指導塾と比較すると、スタディサプリは費用面で圧倒的な差があります。一般的な個別指導塾は月額2〜5万円程度かかるのに対し、スタディサプリのベーシックコースは月額1,815円です。

また、不登校のお子さんにとって、塾という環境自体がハードルになることもあります。知らない人と同じ空間で勉強することへの抵抗感がある場合、自宅で完結するスタディサプリのほうが始めやすいでしょう。ただし、学習の習慣がまったくない段階では、個別指導コースや家庭教師を組み合わせることも有効です。

他のオンライン教材との違い

同じオンライン教材でも、「すらら」「スマイルゼミ」「教科書ワーク」など多くの選択肢があります。スタディサプリの特徴は、小学生から高校生・大学受験まで一貫して使えるコンテンツ量の豊富さです。

「すらら」はAI教材で対話型の学習に強みがあり、不登校サポートに特化した特徴があります。一方、スタディサプリは動画授業のクオリティと講師陣の充実度が特長です。お子さんの特性や好みによって使い分けることも選択肢のひとつです。


実際に使う上での注意点と工夫

スタディサプリは優れた教材ですが、使い方を工夫しないと「登録したけど使わない」という状況になりやすいのも事実です。長く続けるためのコツと注意点を紹介します。

モチベーションを維持するための工夫

不登校のお子さんは、学習に対してネガティブな感情を持っている場合があります。まずは「勉強しなければならない」という義務感を取り除くことが大切です。

「興味のある単元から始める」「ゲーム感覚で確認テストに挑戦する」「1日1本見たらシールを貼る」など、楽しめる工夫を取り入れましょう。学習記録を目に見える形で積み上げていくことで、「自分でもできる」という感覚が育まれていきます。

学習記録のつけ方

スタディサプリには学習履歴機能がありますが、お子さん自身がノートに記録をつけるのもおすすめです。「今日は中1の方程式を1本見た」「確認テストで80点取れた」という小さな記録が積み重なると、自信になります。

また、週1回程度、お母さんと一緒に記録を振り返る時間を作ると、コミュニケーションのきっかけにもなります。学習の話題でお子さんと自然に会話できる機会は、親子関係の安心感を育てる上でも重要です。

親子で取り組む際のコツ

「一緒に見てもいい?」と声をかけて、お母さんも授業を見てみるのもひとつの方法です。親が興味を持って関わることで、お子さんのやる気が引き出されることがあります。

ただし、「ちゃんとやってるの?」「なんでわからないの?」といったプレッシャーを与える言葉は逆効果です。結果より姿勢を認める声かけを心がけることで、お子さんは安心して学習に向き合えるようになります。焦らず長い目で見守ることが、最終的な学習再開への近道です。


まとめ:スタディサプリ数学で小さな一歩を積み重ねよう

スタディサプリ数学は、不登校のお子さんが自宅で安心して学習を再開するための環境として、非常に使いやすい教材です。

大切なのは、「完璧にやろう」と思わないことです。1日1本の動画を見るだけでも、積み重ねれば大きな力になります。お子さんのペースを尊重しながら、一緒に小さな成功体験を積み上げていきましょう。

まずは14日間の無料体験から始めて、お子さんとの相性を確かめてみてください。数学が少しでも「わかる」と感じる瞬間が、学びへの自信につながる最初の一歩になります。

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