学校概要
東北学院榴ケ岡高等学校は、仙台市泉区に位置するキリスト教主義の私立高校です。1959年に設立され、2025年4月には東北学院大学泉キャンパスに移転予定です。「自学自律」を教育目標に掲げ、生徒の自主性を重んじる校風が特徴です。制服がなく私服で通学できる点も、生徒の個性を尊重する姿勢の表れといえるでしょう。男女共学で、キャンパス内の礼拝堂で毎朝全校礼拝を行うなど、キリスト教精神に基づいた教育を実践しています[1][2]。
教育内容
本校では、生徒の進路希望に応じた3つのコースを設けています。特別進学コース(60名)は難関大学への進学を目指し、TG選抜コース(80名)は東北学院大学への進学を視野に入れたリーダー育成を行います。総合進学コース(130名)では個々の適性に合わせた教育を展開し、全員の進学志望達成を目指します。2023年度からは進学重視型単位制を導入し、より柔軟な学習環境を整えています[3]。
学校生活
本校の学校生活は、「自学自律」の精神を体現する場となっています。全教室にエアコンを完備し、快適な学習環境を提供しています。年間行事としては、4月の始業式から3月の卒業式まで、様々な行事が計画されています。特に「榴祭」は学校の一大イベントで、2024年には第55回を迎える予定です。これらの行事を通じて、生徒たちは自主性と協調性を育んでいます[5][2]。
部活動
本校では、文化系と運動系の多様な部活動が活発に行われています。特に美術部、硬式野球部、陸上競技部、ソフトテニス部、吹奏楽部、放送部などが盛んです。これらの部活動を通じて、生徒たちは自己表現力や協調性、リーダーシップなどを養っています。また、部活動での経験は、進路選択にも良い影響を与えています[2]。
進路実績
過去3年間の大学合格状況を見ると、国公立大学への合格者数は年間20〜30名程度で推移しています。私立大学では、系列校である東北学院大学への進学が多く、毎年170名以上が合格しています。その他、東北地方の私立大学や首都圏の有名私立大学への合格者も多数輩出しています。短期大学や専門学校への進学も支援しており、生徒一人ひとりの希望に沿ったきめ細かな進路指導を行っています[7]。
入学案内
入学試験は、特待生入試、推薦入試、一般入試の3種類があります。特待生入試では国語、算数、英語の記述式試験、推薦入試では書類審査・面接・作文、一般入試では国語・数学・英語のマークシート形式試験を実施します。学校説明会は例年9月上旬に開催されます。詳細な日程や内容については、学校公式ウェブサイトで最新情報を確認することをおすすめします[4]。
特色のある教育方針
本校の特色は、キリスト教精神に基づく「LIFE LIGHT LOVE」(3L精神)を教育の柱としている点です。毎朝の全校礼拝や年間を通じての宗教行事を通じて、生徒たちは豊かな人間性を育んでいます。また、「自学自律」の精神を重視し、生徒の自主性を尊重した教育を行っています。2018年度からは外部講師による「校内予備校」を開講し、進学指導にも力を入れています[1][2]。
学費
2024年度入学生の学納金は、月額50,000円(授業料33,000円、施設設備資金9,000円、教育充実費8,000円)です。これに諸経費が加わり、月額合計は53,050円となります。ただし、所得に応じて就学支援金が支給され、授業料が軽減される制度があります。入学時には別途215,000円の納付金が必要です。学年やコースによって異なる学年会費も加算されます。2年次には約120,000円の校外研修費用、3年次には卒業アルバム代として計17,000円が必要となります[6]。
東北学院榴ケ岡高等学校は、キリスト教精神に基づく「LIFE LIGHT LOVE」の3L精神と「自学自律」の教育方針を軸に、生徒一人ひとりの個性と可能性を大切にする学校です。多彩なコース設定と充実した進学指導、活発な部活動、そして2025年に予定される新キャンパスへの移転など、常に進化を続ける教育環境が魅力です。生徒の自主性を尊重しつつ、確かな学力と豊かな人間性を育む本校は、未来を切り拓く若者たちの成長を全力でサポートします。
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